今、新人に整体の指導をしています
2021/03/24
今、新人に整体の指導をしています
くるみ整体に何年かぶりに新人が入りました
スタッフを増やし予約を取りやすくします
整体の指導も挑戦の一つ
くるみ整体に昨年から新人施術スタッフが来ています。(写真は新人の腕の施術を受けながらコメントしている山崎先生)
もう長いこと背術の方は山崎と百瀬の二人だけで切り盛りをして来ましたが、久しぶりに新人さんが入りました。毎日ではないもののもう数ヶ月経つのでお会いになっている方も多いと思います。金子という女性で我々より年齢も若いのでくるみ整体の平均年齢も大分若返りました。以前より整体師を目指して勉強中のところを熟慮の末私がスカウト致しました。来てくれて本当に嬉しく思っています。
ご存知の通り整体院などのお店は、店ごとに手技等のアプローチが大きく異なります。くるみ整体にはくるみ整体の施術スタイルがありそれが受け入れられているから今日までお店が続いて来ているのだと理解しているので、新人さんにはそれを覚えてできるようになってもらわなくては。
ということで、昨年から空き時間にはいろいろな形で施術等の指導をしています。
教えることで教える側の理解も深まる、というのは昔から言われていることですが目下それを痛感しております。自分達の技術や知見をお互い同士以外に伝えることをずっとしていなかったので言語化が全然できていませんでした。せいぜいお客様に施術について説明したり、ここでブログを書く程度でしたから。そして質問を受けることも学びがあります。こちらが予想していない問題を抱えていた場合に解決策を一緒に考える作業は大変有意義です。
ちょうど私が今読んでいる本に情報の伝達について書いてありました。高名な生物学者のリチャード・ドーキンス氏の本です。その部分の趣旨を取り上げますと、「情報にはデジタル情報として伝わる部分とアナログ情報として伝わる部分がある。例えば、折り紙で二艘船の折り方を一人ずつ伝言ゲームのように10人に伝える場合、「縦を半分に折る」といった手順は言うなればデジタル情報なので1人目から10人目まで要件を満たすはず。一方、出来上がりの精度は上手い人も下手な人もいるはずだが、それは最初に近いから上手いとか最後に近いから下手だとかではなく一人一人の能力によるであろう。出来上がりの精度を左右するのがアナログ情報の部分である」というようなことが書いてありました。(折り紙の本でもないし情報伝達についての本でもありません、念の為)
指導を受ける金子には、言語化されたデジタル情報のみならず、アナログの部分にこそくるみ整体の真価があると自負しているのでその部分をしっかり汲み取ってもらえたらと思っております。アナログ部分はお刺身を切る時の包丁の引き方のようにその都度都度の”感触”に左右されるものです。指導する我々はできるだけ沢山のヒントを伝えられるよう努めています。お陰様で脳が活性化されている気がしますが、同時に慣れないことをして疲弊している感もあります。新人の金子は元より、百瀬、山崎にとってもちょっとした挑戦です。
ありがたいことにこのコロナ禍でありながら土曜日などは特に予約が埋まってしまいお断りすることも多い状況です。スタッフ2人から3人体制へと増やしていくことで今までワンオペだった時間帯を2人体制にしたり、営業時間を増やすなどして予約の取りやすさを確保して行く所存です。今後とも何卒ご愛顧いただきますようお願い申し上げます!