全身のバランス、痛いところの施術、どっちが大事?
2024/03/13
全身のバランス、痛いところの施術、どっちが大事?
どちらも関連し合って相乗効果
今痛い箇所が痛いのは身体のクセのせい、痛みを解消してクセも解消
中長期的に自然に楽に過ごせるように
ここ数年、整体院や接骨院の入口に「根本から!」「根本治療」等の「根本」が入った文言を見ることが増えました。(根本整体というチェーン店があるんだ、と思ったのは私です)
肩が凝っていたら肩を揉んで肩こりを解消する、腰が痛かったら腰を押して痛みを楽にする、というだけではなく「根本的に凝らない、痛くならない、健康な身体を作る!」ということだそうです。
「…だそうです」と他人事みたいに書いてますが、この点は当店、くるみ整体療術院も同様のことを常に考えています。整体院に来る多くの方々も同感だと思います。
とはいえ、今ある不調が解消できない整体院にそれを期待する人はいません。まずは今現在ある痛みやコリや動きにくさを解消して見せてくれ、話はそれからだ、というのが通常の流れだと思います。ご来院のキッカケになった痛みや可動制限等の不調を速やかに解消するのが我々の第一ミッションなのです。
分かりやすいように先に答えを言いますと、くるみ整体療術院では痛いところ、動きの悪い関節など、ご来院時の不調の解消を第一に考えています。
ところがここで興味深い逆転現象が起こります。例えば肩こり。
肩こり解消のための施術を効率的にしようと思って肩だけを集中して頑張って揉んでも効率が良くないのです。もちろん肩は揉みますがそれだけではなく背中や首や腕も揉み解し、ストレッチし、場合によっては股関節や膝、足首などの下半身の関節周りも施術してバランスを取った方が肩自体も早くほぐれて来ます。これは肩に限らず、腰やふくらはぎや頭痛など、他の多くの部位にも言えます。
逆も言えます。自覚症状がある部分は「全身のバランスを妨げている箇所」なので、この問題を取り除くことでバランスの良い身体作りが捗るのです。
痛い部分を揉んだり動かしたりして、周りの部位との位置関係やバランスも見ながらその時の不調を取り除き、次の回にまたその時の不調を全身の動きやバランスを見ながら取り除く。それを繰り返しているうちに徐々に身体が楽になっていく。以前に比べて痛みが出にくい、疲れにくい、凝りにくい、調子いい。もちろん働きすぎて疲れれば凝るし、痛くなることもある。でもご本人がご自分の状態を分かってコントロールできていて必要に応じて整体院を使っている。そういう感覚をお客様ご自身に持って頂けたらなぁと思っています。
まずは第一ミッション。お客様が「何のためにくるみ整体療術院に来たのか」の目的をクリアします。これが目標です。
痛みもコリも、解消はなるべく早く、効率よく、痛み少なく、再発しにくく…。その上で1回目から身体のバランスも良くなるような施術を心掛けます。お身体のバランスが気になる方もお気軽にご相談くださいね。