施術日報（個人情報は変えています）「足先の痺れを解消したい」

長時間の立ち仕事が忙しく数年前から左右の足先に交互に痺れを感じていたが最近は痺れている方が多くなり心配で来院。来院時も左足先に痺れを感じていた。

腰痛と身体の強張りもいつもあり辛い時はマッサージや接骨院等へ行ってしのいでいたそう。整形外科は数年前に受診し、その際にはヘルニアや脊柱管狭窄は見られずリハビリを勧められたそうだが月日も経過していることもあり念の為そちらの線も念頭に置いて施術に当たる。

 

足先の痺れは背骨の下の方、骨盤に近い辺りに原因があるとされるが、その部分の問題を解消するには太ももの筋肉の状態の改善が必須。硬くなっていた太ももの筋肉の伸縮性が回復することで股関節の可動域が回復し脚が楽に大きく動かせるようになる。すると腰への筋肉（腸腰筋等）の状態が改善され腰部の筋肉の過度な張りが取れて腰椎が本来の可動性を取り戻す。

 

この方の場合、太もものみならずふくらはぎ、背中の筋肉もほぐすことで全体的な柔軟性の欠如と疲労感を改善し良い状態がキープできるよう施術。長年積み重なったものだったため硬くなった筋肉をほぐすには時間が必要だったが、ストレッチと揉みほぐしとツボ押しを交互に繰り返して徐々に改善させた。

 

施術後は左足の痺れが消えていたことに加えて、下半身のみならず身体全体が軽くなっており足の指が動かしやすく体温を感じる等、血の巡りが良くなったのが実感できると喜んでいただいた。

手応えは感じられたものの、まだ硬さも可動制限も残るのであと2回ほど1週間に1回程度、その後は1月に一回程度のご来院をお勧めし様子を見ることにした。