筋膜、ファシアが話題です
2019/11/10
ロルフィング創始者、アイーダ・ロルフから教わったこと
実は筋膜療法に着目した施術を長年提供しておりました
筋膜、ファシアとは何なのか、整体とどういう関係があるのか
皮膚と筋膜をずらしなが背骨のS字曲線を整える
「NHKの番組でくるみ整体の整体みたいなのを紹介してるよ!お医者さんがやってて治ってるよ!」とお友達から連絡をもらいました。どうやら放送自体は数ヶ月前のようなので昨日一昨日どうこうというのではなさそうです。内容を聞いたら「ファシア=筋膜をゆるめて身体のコリや可動制限を解消する」というもの。皮膚と筋肉の間の筋肉の入っている袋である筋膜は皮膚と癒着したり筋膜同士癒着したら身体の動きを制限して関節の動きを悪くするし、血液、リンパ液の流れも悪くします。そんな筋膜の癒着を解消して滑らかに動くようにすることを意識してツボを押したり筋肉の張り、凝りをほぐしたり、ストレッチをしたりということを実践していたくるみ整体。
あー、バレたかー。
別に隠していたわけではありません。ホームページのブログでも時々紹介していました。お店でも時々お話ししていました。
くるみ整体は、院長の百瀬がある時強く影響を受けた19世期末アメリカに生まれたロルフィング創始者、アイーダ・ロルフ先生の本をだいぶ参考にしております。元々「これを勉強しよう!」と思って勉強したのではなく、整体の仕事を始めた頃に何かでパラパラ読んで「あれ、私これ体感で分かる。この説明しっくりくる」と思って調べ始めたのが始まりです。コリや可動制限をめぐる人体の仕組みが説明されていたので整体の勉強が大いに捗りました!ありがとう、ロルフ先生!
しかしながら、日本における正統なロルフィングの会員でもないんで大っぴらに宣伝する立場でなかったのと、私の下手な説明で紹介するのもどうかと思って施術の内容だけ紹介してまいりました。でもNHKでやったら当店にいらしたお客様にはバレますよね。先にカミングアウトしておきます。ちゃんとお金を払って購入した本を読んで勉強して、読んだ内容を参考にしたので法的にも問題ないはず。講習会で教えているものと多少違ったとしても当然といえば当然。あくまでくるみ整体流。
しかしながら病院の先生が現代の機器を用いて説明すると体内の様子もわかって分かり易いですね。ご興味ある方はぜひ「NHK ファシア」でご検索を。
くるみ整体がロルフィングの本から影響受けたことをいくつか紹介。
1.よく言われる骨盤の左右左、歪みよりも背骨のS字曲線の乱れの方が重要
2.身体のどこかに皮膚ー筋膜、筋膜ー筋膜の癒着があると全身に渡って影響が出ることがある。ちょうどセーターの糸をあるポイントから引っ張ったら全体の形が歪んでくるような感じ。
3.人は物を考えるときに首から上を静止させる(肩こり、頭こりの原因)、頭に限らず静止してる時は高度なコントロールで筋肉等を使っている。
4.身体の問題の原因はクライアント自身も気付いていないこともあるし、気付いていても語ってもらえないこともある(例えば、性交時の身体の使い方がどうであったとか)
偉い先生の本は一通り読んだからといって全て吸収できるわけではないので時々ランダムに開いて読み返すようにしています。最近読み返してないのでまた読んでみましょう。実はくるみ整体開店当時ヒマに任せて自分で和訳したものもあるのです。いまだに和訳のない本なので苦労して英語で読んだことを20年もの間後悔せずに済んでいます。
私たち、くるみ整体もかれこれ18年整体院を営業しておりますが、筋膜、ファシアの知識、技術はまだまだのはず。研究はアメリカでも日本でも、治療院のみならず病院でも100年以上にわたってなされているので他所からの情報も取り入れながら活かしていきたいものです。
ご興味ある方、くるみ整体へいらしてみて下さいね。