姿勢は変わります
2021/06/08
姿勢は変わります
姿勢は意識して力を入れて取るものではなく自然な身体の格好です
余計な力が抜けた自然にバランスの良い楽な姿勢を目指します
背中のラインも肩が前に出ているのも下半身に原因があるケースも
肩こりや腰痛でいらっしゃるお客様の中には姿勢が気になる方が多くいらっしゃいます。度々くるみ整体療術院のブログに書いておりますが、姿勢の悪さというのはほとんどの場合心掛けで改善すべき問題ではありません。自然に楽にしていた時のシルエットがどういうラインを描くかと言う問題なので、筋肉の張りのバランスの問題とそれによる骨格位置関係の問題なのです。
いわゆる姿勢の悪さにはいくつかのパターンがありますが、逆に言うと大まかには二つのパターンにまとめられます。
①背中が丸くなり脚に対して上半身が前屈みになっている。首をまっすぐにするために力を入れて前を向いている状態。=反り腰、ストレートネック
②背中の自然な湾曲がなく全体に平ら。お尻も比較的平ら。両肩が前に出ていて鎖骨の下の部分が引っ込んでいる。=フラットバック、ストレートネック
これらに、O脚やX脚が組み合わさる等のバリエーションがありますが、それらも①、②に付随して発生しているケースが多いです。また、左右どちらかが特にひどいなど、左右差のあるパターンもあります。
姿勢が悪いから痛みが出るのか、痛みがあるから姿勢が悪くなるのか。どちらもあると思います。悪循環になっているケースも少なくないでしょう。何かキッカケがあって姿勢が悪くなることもあるでしょうし、毎日の積み重ねで少しずつ姿勢が悪くなってきたケースもあると思います。一旦その姿勢になってしまうと元の背筋の伸びた姿勢に戻るのはなかなか難しいものです。ではどうしたらよいでしょうか。
まずは、太ももの筋肉をほぐして、それから背中の筋肉をほぐし、それによってそれぞれの骨の適切な動きを確保していくことが有効です。
背中のラインの問題は背中だけで解決できることは少ないのです。というのは、ほとんどの場合、上半身と下半身の角度の問題を伴っているからです。分かりやすく言うと、上半身が前屈みになっているか、反りすぎているかでまっすぐではないからです。背骨のきれいなS字を得るには上半身と下半身との角度を先にまっすぐにする必要があります。
上半身と下半身の角度の問題は、太ももの前後の筋肉のどちらかの張りが強すぎても起こります。大腿四頭筋と大腿二頭筋(ハムストリングス筋群)です。太ももの筋肉はよく硬くなります。歩きすぎても、座りっぱなしでも硬くなって張りが強くなります。太ももの筋肉をほぐすことによって、上半身と脚の角度が適切=まっすぐになることが可能となります。
詳しいノウハウはお任せいただくとして(いろんなパターンがあって難しいところなんですが)。
大まかな説明として、姿勢を変えるには太ももの筋肉の状態が鍵になります。股関節の可動が大いに関わります。それによって逆戻りしにくいやり方で姿勢をよくしていくことが可能です。姿勢が悪いんじゃないか、気をつけてもすぐ背中が丸くなってしまう、体型にメリハリがなくあんまりかっこよくない、等のお悩みも(同時に筋力を付けることが必要ではありますが)コリにくい身体を作る努力と共通ですので若い世代の方ほど是非挑戦していただきたいと考えております。
まずは筋トレしても痛くないコリや歪みの少ない身体を目指しましょう。まずはそこから始めましょう。痛いところがある方、動きの悪い関節がある方、お気軽にお問い合わせください。