くるみ整体のブログ「「息がしやすくなりました」と言われます」

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「息がしやすくなりました」と言われます

2023/09/14

「息がしやすくなりました」と言われます

背中や首のコリが取れると深い呼吸が戻ります

肩こりや腰痛を取る施術で呼吸も楽になります

まだまだ蒸し暑くて過ごしにくい日々が続いており皆さまお疲れ様です。それでも夏の疲れが意識されるほどには灼熱の日々から解放され一息つけているのかもしれません。

 

そうなんです、夏の疲れが身体に表れている方が大勢いらっしゃいます。

 

「肩こりが辛い」や「腰が痛い」「腕が上がらない」というケースだけでなく、「なんとなく調子が悪い」「休んでも疲れが残っている」といったような何となくの不調の際にもぜひ利用していただきたいと思っています!

 

9月に入ってから整体の施術を受けたお客様から「息がしやすくなりました!」と言われることが増えました。知らないうちに浅い呼吸しかできなくなっていたのでしょう。

ご予約の際に「呼吸が浅い気がします」と言っていた方はいなくて、皆さん肩こりだったり足のむくみだったり股関節の痛みだったりと、呼吸とは一見関連なさそうなことを仰っていらした方ばかりです。

 

整体の施術の際には全体のバランスを取るために必ず背中の状態を確認し背骨の周りの筋肉をほぐします。腰から股関節、脚、腕や首との関連でも背中は大切ですのでしっかりほぐします。息を吸った時に大きく広がる鳥籠のような格子構造の肋骨が背中の筋肉のこりのせいで広がりにくくなっていたのかと推測されます。施術を受けて、こりがほぐれて肋骨が自由に広がるようになり「息がしやすい」と感じられるようになったのでしょう。この言葉を聞くと私たちスタッフも大変嬉しいです。

 

呼吸が浅い、身体が重い、目がスッキリしない、といった不調は少しずつ少しずつ進行してきますからご本人は慣れてしまって不調に気づきにくいものです。それが解消されて初めて「呼吸が浅かったんだ」「身体が重かったんだ」「目がスッキリしてなかったんだ」と気づくようです。「なんとなく」の不調の中身とはこういうものも含まれているのかと思います。

 

ここから先は少々細かい話になるので面倒な方は読み飛ばしてください。

 

肋骨の上に架かっている鎖骨は肩関節で上腕骨と繋がりながら肩甲骨とも繋がり、洋服の襟のように胸郭(肋骨のまとまり)の上にかぶさっています。背中の部分で繋がりが途切れていますが、そこは菱形筋という背骨から肩甲骨の内側に付く筋肉が間を繋いでいます。

菱形筋は、座り仕事の方など、日常で力を入れて腕を動かすことのない方だとほとんど使いません。(菱形筋に限らず使われない筋肉はハリや弾力を保てなくて硬くなったり弱くなったりします。)

菱形筋の弾力がなくなると、その下にある鋸筋群という肋骨同士の距離を保つ働きをする筋肉の位置関係に歪みが生じます。そうすると大体、肩甲骨の位置が身体の外側に(腕の方に)寄って行ってしまいます。逆に、整体を受けて菱形筋の弾力が復活し、肩甲骨の位置が背骨の近くに戻ってくると、腕の骨の位置も標準的な位置に戻理、動かした時に引っかかるという現象も起こらなくなります。肩甲骨の内側を押しているときは直接的に肩や首のこりの解消を目指しているのですが、このようなことも同時に起こっています。

 

と、文章で書くと大変簡単ですが、実際にはしつこいコリに時間を取られたりと一様には行きません。皆さん違うので押したり揉んだり肩甲骨を動かしたりしながらいいろんな方法を使ってほぐしています。肩甲骨と上腕骨を自由にして、肋骨の開閉をスムーズにして、呼吸が楽になるような整体の施術を心掛けております。いらした方々皆さんが楽になられますように。